宇部市中央町にあるスパイスカレー店「カリーフジムラ」。
チキンやエビなど素材のおいしさを引き立てるカレーや、毎回内容が変わる「きまぐれカレー」が人気のお店です。
平日は近隣で働く会社員のお客様が多く、休日には県外から訪れる方もいるそうです。
今回は、店主の藤村竜馬さんに、お店を始めたきっかけやカレーづくりのこだわりなどお話を伺いました。
メニュー

提供しているカレーは、「チキンカレー」「海老みそカレー」「きまぐれカレー」の3種類。
それぞれ季節の副菜がのった「ランチプレート」(1,180円)で楽しめるほか、好きなカレー2種類を選べる「あいがけプレート」(1,480円)も用意されています。
チキンカレー

マスタードシードとココナッツミルクを使用した、南インド風のスパイスカレー。
ごろごろと入ったチキンは食べ応え抜群で、口の中でほろっとほぐれるほどやわらかいのも魅力です。
辛さはマイルドで、スパイスカレーが初めてという方にも食べやすい一皿です。
海老みそカレー

女性のお客様から特に人気のメニュー。
注文が入ると、目の前でエビを焼き上げてくれるため、香ばしい香りが食欲をそそります。

香ばしく焼き上げたエビはぷりぷり!
殻や海老みその旨みが溶け込んだコクのあるルーは、後からじんわりと広がる辛さがクセになります。
「こんなカレー食べたことない」と思える、エビを丸ごと楽しめるカレーです。
きまぐれカレー

店主の気まぐれで内容が変わる人気メニュー。
これまでは、イカやアサリなどの海鮮系をはじめ、豚の角煮を使ったカレーも登場しています。

スーパーで目についた食材からアイデアが生まれることも多く、豚骨やセロリ、アサリなど「こんな食材がカレーに?」と思うような意外な組み合わせに出会えることも。
食材がなくなると次のメニューへ切り替わるため、その時だけの味に出会えるのも魅力です。
今後は山椒の実を使ったカレーにも挑戦してみたいとのこと。
藤村さん初めて来店される方には、あいがけプレートをおすすめしています。
その日の気まぐれカレーがイカなどの海鮮系であれば、チキンカレーと合わせるのもいいですよ。
テイクアウトや割引も

テイクアウトにも対応しており、単品カレーやあいがけカレーを自宅でも楽しむことができます。
また、雨の日に来店すると100円引きになる「雨割」もありますよ。
素材を活かすカレー

チキンカレーとエビみそカレーは、同じベースから作られますが、そこからそれぞれの素材に合わせて仕上げていくそうです。
「チキンカレーならチキンをおいしく食べるためのカレー、エビみそカレーならエビをおいしく食べるためのカレーを意識しています」と話す藤村さん。
チキンカレーには鶏の油を使用するほか、骨を砕いてじっくり煮出すなど、チキンのうま味をとことん引き出しているそうです。

エビみそカレーは、エビの殻や頭、尻尾まで余すことなく使用したり、イカを使ったカレーでは肝や墨まで使ったり、素材を存分に生かしています。
レモンやオレンジなどの柑橘を隠し味に加えることもあり、細かな工夫が味の奥行きを生み出しています。

スパイスカレーというと多くのスパイスを使うイメージがありますが、チキンカレーやエビみそカレーでは3〜4種類ほどを使用。
素材の味を邪魔しないよう、あえて種類を絞っているそうです。
一方で、きまぐれカレーは使用する素材に合わせてスパイスを調整しており、種類が増えることもあるのそうです。
また、ライスにもひと工夫。
ターメリックだけでなくクローブを加えて炊き上げるなど、細かな部分にもこだわりが感じられます。

実際に食べてみると、スパイスが主張しすぎず、チキンやエビの味がしっかり前に出てくる印象でした。
スパイスカレーが初めてという方にも食べやすく、素材のおいしさを純粋に楽しめますよ。
音楽とカレー

藤村さんは、元々は宇部市出身のシンガーソングライターとして活動していました。
20代の頃に音楽活動のため大阪へ移り住み、約10年間暮らし、その頃にスパイスカレーと出会いました。

大阪ではスパイスカレーが身近な存在で、ライブハウスやイベント会場で食べる機会も多かったそうです。
食べているうちに「自分でも作ってみたい」と思うようになり、飲食店で働いた経験も生かしながら、独学でカレー作りを続けてきました。

「何かひとつ継続してやってみよう」と思い立ち、始めたのが「毎日カレーチャレンジ」。
毎日カレーを食べたり作ったりと理想の味を追求する中で、調理の腕を磨き、地元宇部に戻ったのを機に中央町にある「コンフリ宇部」を間借りして営業をスタートしました。
現在もカレー店の営業と並行して、シンガーソングライターとして音楽活動を続けています。
藤村さん音楽とカレーの共通点は、「自由なところ」ですかね。
基本となる型はあるんですが、そこから先は自由なんです。
意外と音楽をやっているカレー屋さんって多いんですよ(笑)
間借り営業というスタイル

現在、カリーフジムラは昼営業を中心に営業しています。
以前は「コンフリ宇部」で夜営業を行っていましたが、「もっとカレーそのものをしっかり楽しんでもらいたい」という思いから、昼営業ができる場所を探していたそうです。

そんな時、音楽を通じて親交のあった「SAKABA REAZON」の店主からの誘いで、お昼に間借りするかたちで営業をスタートしました。
音楽活動で生まれた人とのご縁が、現在のお店へとつながったそうです。
キッチンカー・イベント出店

店舗営業のほか、キッチンカーやイベントへの出店も行っています。
宇部市役所前キッチンカーでは、毎月第2・4金曜日に出店しています。
キッチンカーで提供するのはチキンカレーとエビみそカレーの2種類。
店舗とはまた違った雰囲気で、カリーフジムラの味を楽しむことができます。

また、イベント出店ではカルダモン餃子の提供も検討しているそうです。
今後はより大きなイベントへの出店など、さまざまなことに挑戦していきたいと話してくれました。
出店情報などはInstagramをご確認ください。
宇部の好きなところ

藤村さんに宇部の好きなところを伺うと、街中の彫刻について話してくれました。
「彫刻が景色の中に溶け込んでいる。他の街ではなかなかない光景で、よく考えたらすごいことだと思って」と話します。街を歩けば当たり前のように目に入る彫刻ですが、改めて考えると、小さい頃からアートが身近にある環境は宇部ならでは。
藤村さんの言葉を聞いて、見慣れた風景ですが、改めてその価値に気付かされました。
メッセージ
藤村さん自由な人が自由にやってるカレー屋です!
初めて来たお客様が『こんなカレー食べたことなかった』って言ってくれることも多くて、そういう反応がうれしいです。
美味しいカレーを食べに、ぜひ来てください!
素材をとことん使い切るこだわりと、店主の気まぐれでその時生まれるカレーの自由さ。
そんな藤村さんが作るカレーを、ぜひ一度食べてみてください。
店舗情報
| 店舗名 | カリーフジムラ |
|---|---|
| 住所 | 〒755-0045 山口県宇部市中央町二丁目11−10 |
| 営業時間 | 11:00~14:30 |
| 定休日 | 不定休 |
| TEL | 090-3632-4678 |
| SNS | |
| 取材日 | 2026年6月11日 |
| 駐車場 | 近隣の有料パーキングをご利用ください※サービス券あり |
| うべとっぴん | https://ube-toppin.com/shop/4370/ |
※こちらの記事の内容は2026年6月30日現在の情報です。
記事は内容、金額等変更の可能性があります。
最新の情報についてはHP等でご確認、または、店舗等にお問い合わせください。

