宇部市西本町にある『燻製香房 燻し屋いぶしや』は、2025年5月でオープンから14周年を迎えた燻製料理のお店。

今年3月からはランチ営業もスタートし、昼も夜も燻製料理が楽しめるようになりました。

そんな“燻製づくし”のお店をご紹介します。

目次

お店を始めたきっかけ

昼は鉄工所で働き、夜は「燻し屋」を営んでいるのは店主の島崎 精二しまさき せいじさん。
友人に頼まれて自作した燻製器で試しに作った燻製が好評だったことが、お店を始めるきっかけになったそうです。
「お客様が喜んでくれる、もっといいものを提供したい」という思いから、誰でも食べやすい“やさしい燻製料理”を目指して、日々工夫を重ねています。

燻製づくりのこだわり

燻製の魅力は、スモーキーな香りが加わるだけでなく、食材のうまみがぎゅっと閉じ込められて、味に深みやコクが生まれることです。
島崎さんは、塩の加減や火の通し具合、香りの残し方まで、食材ごとに「どのように燻せば一番おいしくなるか」を考えながら、丁寧に燻製を作っています。

燻製に使うチップは、北海道産の「さくらチップ」。
やさしい香りでさまざまな食材に合い、素材の味を引き立ててくれます。

燻製のバリエーションも多彩で、お肉やお魚だけでなく、チーズやたくあん、ナッツ、フルーツ、燻製醤油や燻製出汁などの調味料まで、さまざまな食材を工夫することで燻製の魅力が引き出されています。
「こんな使い方もあるんだ」と驚かされる燻製に出会えるかもしれませんよ。

ランチは定食で燻製を

「昼をしっかり食べて、夜まで元気につなげてほしい」と、価格を抑えつつもボリューム満点の内容です。

燻しハンバーグ定食 1,500円

メインはもちろん、ごはんやおかず、汁物、副菜まで“燻製づくし”です。
ごはんは、燻製出汁と燻製した具材で炊いた炊き込みご飯。
副菜は、燻製たくあん入りのポテトサラダか、燻製鶏皮ポン酢のどちらかが添えられ、汁物は、燻製出汁を使ったしじみ汁です。

人気No.1! 燻し塩サバ定食 1,100円

一番人気の「燻し塩サバ定食」。
塩サバは、口に入れた瞬間に香ばしさがふわっと広がり、とってもジューシー。
「サバってこんなに風味豊かだったっけ?」と思うほどでした。
また、燻製というと少しクセがあるイメージを持っていましたが、実際に食べてみると想像以上に食べやすくて驚きました。

その他おすすめの定食

燻しカレー定食 1,500円

佐賀牛を使った「燻しハンバーグ」や、ソーセージやセセリの燻製がトッピングされた「燻しカレー」など、どれを選んでも燻製の香りと美味しさをしっかり味わえますよ。

夜はおつまみで燻製を

夜は居酒屋スタイルで、燻製を使った一品料理が楽しめます。
定食とはまた違い、色々な燻製メニューをちょっとずつ味わえるのも夜ならではの魅力です。

人気の「ブリかまの燻し」 1,000円

香ばしく焼かれた「ブリかま」は、夜の人気メニューのひとつ。
うまみと脂が凝縮され、ちょうどいい塩加減でお酒が進みます。
このような塩気や脂が多い食材は、燻製との相性がよくおすすめだそうです。

島崎さん

燻製って、実はどんなお酒にも合うんです。
お酒の種類も豊富に取り揃えているので、お客さんが自分で“これが合うな”っていうお酒を選んで楽しんでください!

自家製の竹塩

ぶりカマや他の料理に使われているのは、自家製の“竹塩”とのこと。
竹筒に詰めて高温で焼き上げて黒くなった塩が、ブリかまの旨みをより引き立ててくれるそうで、ここにも島崎さんのこだわりが見えます。

燻製初心者におすすめ!

燻しプレートセット 1,400円

店主おまかせの6種類の燻製と、600円までのドリンクが選べるセットメニューで、初めての方でも様々な燻製の香り・味・食感が楽しめる驚きの一皿です。

燻しベリービール 600円

「ドリンクでも燻製が楽しめるの?!」と驚いたのが「燻しベリービール」。
生ビールをベースに、燻したベリーのシロップを加えスモーキーな香りとベリーの甘酸っぱさが溶けあったクセになる一杯です。
ノンアルコールや酎ハイもあるので、お酒が苦手な方や車の運転がある方も安心ですよ。

テイクアウトも可能

そのほか、テイクアウトやオードブルの注文も可能です。
人数・予算・年齢に応じて内容を調整してくれるとのことなので、まずはお気軽に相談してみてください。
仕入れ状況によってご希望に添えない事もあるので、できるだけ事前の予約がおすすめです。

お店の場所

お店は西本町一丁目、興産通り沿いにあります。
赤い看板に猫のイラストが描かれているのが目印ですよ。

店内は、アイアンや木の素材感が活きた、落ち着いたかっこよさのある空間です。
カウンターや壁、机などほとんどの内装を、島崎さん自ら手がけたそう。
ついつい長居したくなるような居心地の良さが漂っていました。

もっと知りたい「燻製香房 燻し屋」のこと

nakabayashi

お店の名前の由来はなんですか?

島崎さん

店名だけでどんなお店かわかるようにつけました。
“香房”は燻製の香りのお店って意味もあるし、妻の“香織”の“香”でもあるんです。

nakabayashi

どんなお客様が多いですか?

島崎さん

老若男女問わず、本当にいろんな方が来てくださいます。
遠方から訪ねてくださったり、出張のたびに立ち寄ってくださる方もいて、本当にうれしいです。

nakabayashi

お客様へのメッセージをお願いします。

島崎さん

14年間お店を続けてこられたのは、来てくださる皆さんのおかげです。
これからもいろんなことに挑戦していきたいと思っていて、今は隣で燻製焼き鳥屋のお店を始めようかと計画中です。
楽しみにしていてくださいね!

「楽しんでやると苦にならない。自分が楽しめば、相手も楽しくなるから」と話す島崎さん。
その人柄に惹かれて通う常連さんも多く、そんな空気があるからこそ、長くお店が続いている理由のひとつなんだろうなと思いました。
はじめての方でも入りやすく、燻製好きの方にも新しい美味しさに出会えるそんなお店だと思います。
気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね。

店舗情報

店舗名 燻製香房 燻し屋
住所

〒755-0052
山口県宇部市西本町一丁目2-20

営業時間 ランチ:月~金曜日
11:00~15:00(14:20 L.O)

居酒屋:木~土曜日
18:00~23:00(22:30 L.O)
定休日 日曜日
TEL 090-2860-7256
SNS Instagram
取材日 2025年5月12日
駐車場 店舗前駐車場:昼3台、夜6台
うべとっぴん https://ube-toppin.com/shop/3790/

※こちらの記事の内容は2025年5月29日現在の情報です。
 記事は内容、金額等変更の可能性があります。
 最新の情報についてはHP等でご確認、または、店舗等にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

宇部生まれ、宇部育ち。元気いっぱいな2人の女の子のママです。
おいしいものが大好きで、食べることが何よりの楽しみ。
宇部市の素敵な場所や、おいしいごはんなどの情報をお届けします!

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