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全国各地を飛び回る宇部のライブカメラマン「元永慶太郎」さん

宇部市の新天町商店街に、真っ白な壁面看板がひときわ目を引く店舗があります。
この店舗は、宇部を拠点に活動するカメラマン、元永慶太郎さんが2022年6月1日に始めた事務所「Blue Photo Base」です。

元永さんは、宇部を拠点にして、アーティストのライブカメラマンとして全国を飛び回って活動されています。

そんな元永さんの経歴や、宇部への熱い想いについてお聞きしました。

目次

ライブカメラマンの魅力に魅せられて

現在の元永さんの仕事は、カメラマンやインターネットショップの管理運営をされています。
カメラマンとしての活動は、主にライブカメラマンとしてアーティストに帯同し全国各地で撮影をしています。

そんな元永さんは今に至るまで、2つの会社に勤めていました。
どちらもカメラに関わるお仕事では無かったそうです。

サラリーマンとして働きながら、なぜライブカメラマンの活動を始めたのか

アーティスト「sPiCa」のライブの様子 撮影:元永慶太郎さん

元永さんがカメラに興味を持ったのは、偶然の出会いがきっかけだったそうです。
倉敷に一人旅をした際に、ゲストハウスでカメラ好きの男性と出会いました。

その男性から「撮りたいものは無いの?」と聞かれ、おすすめの一眼レフを教えてもらったそうです。

この出会いがきっかけとなり「カメラは面白いかも」と思い、カメラで撮影を始めました。
カメラを購入した当初は、風景や友達を撮影していたそうです。

また一方で、高校生の頃から音楽が好きで、複数のバンドでドラムを担当していました。
21歳の時に関わっていたバンドが全て解散したことで、ほとんど音楽活動に関わっていませんでしたが、バンドや音楽が好きであるという思いは忘れることはありませんでした。
仕事に悩んでいた時「人生を変えたい!」と思い、ずっと大好きだった音楽に携われるライブカメラマンを始める決心をしました。

ライブカメラマンとして活動が人生の軸に

1社目の会社で仕事をしていく中で、ライブカメラマンとしての活動が元永さんの心の支えとなっていました。
しかしある時、仕事で辛くなっている自分に気づき、カメラマン活動を優先できる仕事をしようと思い2社目の会社に転職を決意しました。

サラリーマンの仕事と並行して行っていたライブカメラマンの活動でしたが、アーティストの音楽活動に帯同し撮影する中で「もっとアーティストの動きについていけるようになりたい」「ライブカメラマンとしてアーティストを支えたい」と思ったことから脱サラを決意したそうです。

ライブカメラマンとしての活動を始めたばかりの頃を振り返って思うこととは?

脱サラしてライブカメラマンを始めたことに関して、元永さんは「過去を振り返れば、もっと計画的に行動し、素直に周りの人の話を聞けば良かった」と話されています。
勢いで現在に至っていますが、独立してからは色んな人に助けていただいたそうです。

フリーランスは、サラリーマンの時と異なり自由な働き方ができるからこそ、自分を律して働く必要があります。

ドキドキとワクワクの気持ちを胸に、人のため働く気持ちを忘れず、焦ることなく頑張っていきたいと話されていました。

全部大変だけど全部楽しい。ライブカメラマンとしての活動とは?

元永さんは普通のライブカメラマンの方々とは少し違う形で、アーティストと関わっています。

多くのライブカメラマンの方は、ライブ撮影の時のみアーティストと関わるそうです。
しかし、元永さんは、ライブカメラマンとしてバンドの機材車に乗り込み、リハーサルから全て関わっています。
カメラマンとして撮影をするだけでなく、バンドの一員としてずっと一緒に活動をしているのです。

以前、関わっているアーティストの方から「バンドの一員で担当楽器がカメラ」という言葉を貰い、その言葉が今でも忘れられないそうです。

ライブカメラマンを続けていく上で、バンドの一員として「ただ写真を撮りにいくだけにはしない」という気持ちを抱き常に活動されているそうです。

周りの人々がライブカメラマンとして成長をさせてくれた

ライブカメラマンを始めたばかりの頃は、自分の写真スタイルを頑なに変えなかったそうです。

しかし、関わってくれていたバンドの方が「一緒に成長をしていきたい」と声をかけてくれました。
その言葉をきっかけとし、柔軟に自分のスタイルを変えられるようになったそうです。

今でも、撮影に関して悩んだときは、周りのアーティストや音楽に関わる人たちに相談をして、スキルを伸ばしているそうです。

これからライブカメラマン・カメラマンを始めようと思っている方に向けてのアドバイスや伝えたいこととは?

アーティストだけでなく、スタッフさんや音楽に携わる関係者の方々など、心から最高だと思える人に出会って欲しいと語られていました。

なぜ商店街「新天町」に事務所Blue Photo Baseを構えたのか?

事務所を構えた理由は、人が交流できる場所をつくりたかったから。また、商店街に住んでみたいという夢があったことから、商店街の「新天町」に事務所を構えたそうです。
事務所を構えたことで、人と出会うきっかけになり、繋がりをつくる場所になっています。

今後していきたいことは、お店のシャッターを全部開けて商店街を活気づけたいそうです。
商店街のことを多くの人に知ってもらい、人が集まる面白い場所になればと考えておられます。

音楽で宇部を盛り上げていく

アーティスト「HelloNewWorld」のライブの様子 撮影:元永慶太郎さん

宇部はライブハウスが多くあり、音楽に関わる人口も多いです。
元永さんは「宇部に行ってみたい!」思うアーティストを増やし、宇部をもっと音楽の街にしていきたいと考えているそうです。

また今後、喋る仕事や文章を書く仕事など、写真以外の発信の方法にもチャレンジをしてみたいそうです。

ライブカメラマンとして宇部でやり遂げたいことは、カメラマンが活動をしやすい環境を作り、カメラマンを育成していきたいと考えられています。
そして、最終的にはライブカメラマンのチームを作ってみたいという構想を描かれているそうです。

今回の取材が「音楽の街、宇部」という一面が、もっと多くに人に知って貰えるきっかけになればと思います。

店舗情報

店舗名 Blue Photo Base
住所 〒755-0029
山口県宇部市新天町二丁目2-14
定休日 不定休
TEL 080-2891-1118
SNS Instagram Twitter
取材日 2022月11月18日
お問い合わせ SNSのDMまたは電話
ふるさと納税サイト ふるさとチョイス

※こちらの記事の内容は2022年12月17日現在の情報です。
 記事は内容、金額等変更の可能性があります。
 最新の情報についてはHP等でご確認、または、店舗等にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

学生時代は北九州を拠点として、地域創生やSDGsについて学びながら街を奔走していた文系女子。
1人でカフェや居酒屋に行くのが大好きで、学生時代に、学校よりカフェにいる時間の方が長かった時期もあったとか無かったとか。
好奇心旺盛で基本的にNGが無いという強みを活かして、皆さんに宇部の「ディープで面白い」部分をお届けしていきたいです!

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