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宇部に活気を!商店街おこしの立役者 UBE100人の祭侍推進協議会 会長「梅田潤」さん

2023年7月から月に一回「UBEにぎわい縁日」というお祭りが開かれているのをご存じでしょうか。
宇部の商店街を盛り上げたいという想いに賛同した有志達が「UBE100人の祭侍推進協議会」を設立しました。
その立役者であり、会長の梅田潤さんを取材しました。

目次

沖縄で商店街おこしに携わる

梅田さんは、下関に生まれ、小学校から高校までを宇部で過ごしました。
大学進学とともに沖縄に移住し、以来31年間沖縄で生活。
33歳から16年間司会業などを務めていらっしゃいます。
まだ、司会業が駆け出しのころ、沖縄にある栄町市場商店街のお祭りの司会をやらせてほしいと自ら売り込みにいったそうです。
今から15年前の栄町市場商店街は、人通りが少なくシャッター街だったそうで、商店街を盛り上げようと、お祭りを始めたばかりの頃でした。
商店街の有志達が始めた手作りのお祭りで、月に一回開催し、回を重ねるごとに盛り上がりを見せる様子を、梅田さんは司会をしながら間近で体感したといいます。
今では栄町市場商店街の祭りは名物となり、商店街の空き店舗が無くなるくらい賑わいを取り戻しました。

宇部での出会い

沖縄で順風満帆に司会業を続けていた梅田さんですが、コロナ渦で仕事がゼロになってしまいました。
久しぶりに宇部に帰ってくると、商店街の寂れた姿に愕然としたそうです。
それが、昔の栄町市場商店街の閑散とした姿と重なりました。
栄町での経験と、故郷に恩返しがしたいという想いもあり何かできないかと考え始めた梅田さん。
まずは、色々な方に会って話を聞くところから始めようと、うべスタートアップやEN-biz(エンビズ)に問い合わせ、「宇部市100人カイギ」への参加を決めました。
そこで意見を交わしているうちに、同じような想いを抱いている人が自然と定期的に集まるようになりました。

100人カイギ
100人カイギ 「100人カイギ」は、その街で働く100人を起点に、人と人とをゆるやかにつなぐコミュニティ活動です。100人100様の生き方や仕事ぶりに触れることで、いつもの景色が少し違っ...

UBE100人の侍推進協議会の始まり

(左)副会長の山本さん

10人ほどが定期的に集まるようになり、自分たちで何かできないかと話になった時に、仲間達と「栄町市場商店街でやったことを宇部でもやってみよう!」と一念発起。
月一の手作りのお祭り「UBEにぎわい縁日」を開催することを決めました。

まず最初にやったことは、うちわと法被を作ること。
結デザインにお願いして、こだわって作った法被です。
UBE100人の侍推進協議会を設立し、最初は10数人だった会員も今では38人にまで増えました。
なお、「侍」というのはこの組織のスピリットを象徴しています。

UBEにぎわい縁日

7月に銀天プラザステージで行われた第一回の「UBEにぎわい縁日」は多くの方が訪れ、大成功を収めました。
一般の方がカラオケに参加してくれたり、商店街の加盟店がテイクアウトを用意したりと、地元ならではのお祭りで、とても盛り上がりを見せました。

8月には地元のダンスチームを集めて開催しました。

会場には300人以上の来場者が訪れ大盛況でした。

祭りの最後には来場者みんなで、新世紀エヴァンゲリオンの主題歌として有名な「残酷な天使のテーゼ」をバックに盆踊りをして会場は一体となりました。

梅田さんの本業である司会でも観客を魅了しました。

商店街おこしのこだわり

梅田さんは、お祭りを開催するにあたって、こだわりがあります。
・商店街の方や地元の人、お店を主役にすること
・規模は小さくていいので、長く続けること
・掃除に力を入れること
・町のブランド力を高めること
祭り後は、会場をみんなでピカピカになるまで磨き、感謝を忘れないようにしています。
そして、祭りが大きくなってきたらサポーターを募り、さらに祭りを大きくしたいという展望もあります。
例えば、一口数千円で誰でも参加でき、参加していただいた方はうちわにサポーターとして掲載できるというもの。
これは栄町市場商店街で行ったことで、一般の方がたくさんご協力してくれたそうです。
多くの方に応援していただける様に、できることをコツコツやっていきたいと話されていました。

ご縁で繋がる町おこし

梅田さんに、その行動力とアイディアはどこから生まれてくるのか聞いてみました。
「すべてはご縁で繋がっていて、私はその架け橋をしているだけなんです。イベントでは、出演者とお客様の架け橋。結婚式では、新郎新婦とゲストの架け橋。お祭りでは町と人との架け橋となることを意識しています。」
5年ほど前から「ご縁が繋がる話し方講座」を開講し講師を務めており、幅広い業種の方が受講しているそうです。
梅田さんの人間力に惹かれて人が集まり、何かやってみよう!という気運が高まるのだと感じました。

UBE100人の祭侍推進協議会について

梅田さんは、今後も沖縄に在住し、「UBEにぎわい縁日」の為に宇部に帰ってくる生活を続けるそうです。
今は、年会費1万円の会費でお祭りを運営していて、会員が100人集まって100万円集まったら、自分達の力で祭りを継続できるという夢があります。

梅田さん

一緒に祭り侍になって宇部を盛り上げましょう!

今後の祭り情報は、UBE100人の祭侍のFacebookからご確認ください。

梅田さんのInstagram↓

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この記事を書いた人

宮崎県出身で、宇部市に移り住んで10年になります。
3児の母で毎日奮闘中!好奇心が強く新しい場所、人に会うのが大好きなので、毎回の取材が楽しみです。まだまだ宇部の知らない所を発見して、ワクワクを届けられるように頑張ります。

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