古い物を大事にして次の世代に残したい「西洋雑貨 アンティークスヨーク Antiques York」

宇部市相生町にある赤いオーニングが印象的なお店「アンティークスヨーク」。
よくお花屋さんに間違われるそうですが、中に入ると珍しいアンティーク雑貨が多く置いてあり、まさに異空間。
ジュエリーや食器など、オーナーのセンスが光る商品が所狭しと並んでいて一瞬で引き込まれます。
敷居が高いと思われがちなアンティークの世界ですが、気軽に立ち寄ってご覧いただけるお店です。

目次

店内の雰囲気

コンパクトな空間にアンティーク雑貨が集められており、店内はまるで宝箱のよう。

ショーケースや家具も、ほとんどがアンティークもので異国情緒溢れる空間です。

商品はイギリスやフランスなど、海外で買い付けたものがほとんどですが、最近では、手軽にプレゼントできるような雑貨なども取り扱っています。

取り扱い商品

アクセサリー

オーナーの宮本さんが初めて出会ったのがアンティークジュエリーでした。

指輪やネックレスなど様々なものがありますが、ブローチは特に好きで、少しずつ集めてこられました。
貴重なデザインのアクセサリーやオペラグラスなど、あまりお目にかかれないものもあり、お客様の希望に合わせて出してくださる商品もあるようです。

陶器

ヨーロッパの美しいアンティーク食器は見ているだけでも目の保養です。

お皿やティーカップのほかに、キャンドル立てやジャムをのせるお皿など珍しいものもあり、飾っても素敵なものばかりです。

世代を超え多くのファンがいるイギリスのスージークーパーの陶器も取り扱っています。

ガラス製品、シルバー製品

アンティーク雑貨の定番ともいえるガラス製品も豊富に取り扱っています。
使って、眺めて楽しめるグラス。
中でも筆者が目に留まったのはベネチアグラスで、色合いとデザインがとても美しかったです。

100年以上前のシルバー製品もあり、見ているだけでも優雅な気分になります。

リネン(アンティークレース)、絵

着れば着るほど肌に馴染むリネンの服やクッションカバー、カフェカーテンなど、日常使いに最適な商品も取り扱っています。

アンティークの絵画もお部屋をお洒落に演出してくれそうです。

ちょっと変わった珍しいものが愛らしい

こちらの棚は宮本さんのお気に入りスペースで、「何に使うのだろうか?」と思うような海外の骨とう品が並びます。
ティーポットや調味料入れ、カップやソーサ、ドアノブ、ミシンなど様々なものがあり、ちょっと変わった年季を帯びているものが好みで集めてきました。
店内には女性が好みそうな華やかな商品が多い中、こちらの棚は男性が興味を持たれることが多いそうです。

お店を始めたきっかけ

オーナーの宮本隆子さんのアンティークとの出会いは、宇部の相生町にあった「マレー」というアンティークショップでした。
マレーでは主にジュエリーを扱っていて、宮本さんはお店に通う度にアンティークの魅力にどんどん引き込まれていきました。
そんな中、マレーはオーナーの都合でお店を続けられなくなり、知人だった宮本さんに声がかかりました。
宮本さんは友人とお店を引き継ぐことを決意し、一緒に海外に買い付けに行くようになりました。
自分がお店をやるからには好きなものを集めたいと思い、元々好きだった雑貨や陶器など、色々な種類のものを買い付けるようになり、店名はイギリスの大好きな街「ヨーク」から名前をとって、24年前に「アンティークスヨーク」をオープンしました。
その後、お店を一人で切り盛りするようになり、2022年12月に現住所にリニューアルしました。

子供の頃の夢を実現

宮本さんが小学生の頃に描いた夢は、他の同級生が「お花屋さんになりたい」「お嫁さんになりたい」と言う中、「世界をくまなく歩いてみたい」でした。
今考えると、お店を始めてからは、買い付けのためイギリスやフランス、ベルギーやオーストリアなど様々な国を訪れており、当時の夢を叶えていることに気づき、自分でも「ハッ」とされたそうです。

宮本さん

以前は事務の仕事をしていましたが、今では好きなことができていて、自分でも不思議な人生。
今後も健康第一で、色々なところに旅したいです。

うれしい瞬間

宮本さんは買い付けの時、売れずに手元に残ってもいいような、お気に入りのものを仕入れるようにしているそうです。
一つ一つの品に思い出があり、手放すときは寂しい気持ちもありますが、自分の気に入ったものがお客様の目に留まった時はそれ以上にうれしいと言います。
取材日に訪れていたお客様は、オープン当初から通われているそうで、「非日常空間で癒されるものがたくさんあり、定期的に足を運びたくなります。」とおっしゃっていました。

今後の展望

宮本さん

24年の時を経て、周りのお店が閉店や移転して人通りが本当に少なくなりました。
お店に入りやすいように、いつもドアをオープンにしているので、気軽にお店に入っていただければ嬉しいです。
今後はネットショップにも挑戦して、長くお店を続けていきたいです。

「アンティークスヨーク」ホームページ↓

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店舗情報

店舗名 西洋雑貨 アンティークスヨーク Antiques York
住所 755-0043
山口県宇部市相生町5-10
営業時間 10:00~17:00
定休日 水曜、日曜、買い付け時
TEL 0836-33-3272
HP http://antique-york.com/
SNS Instagram
取材日 2023年7月27日
駐車場 あり
うべとっぴん https://ube-toppin.com/shop/627/

※こちらの記事の内容は2023年8月18日現在の情報です。
 記事は内容、金額等変更の可能性があります。
 最新の情報についてはHP等でご確認、または、店舗等にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

宮崎県出身で、宇部市に移り住んで10年になります。
3児の母で毎日奮闘中!好奇心が強く新しい場所、人に会うのが大好きなので、毎回の取材が楽しみです。まだまだ宇部の知らない所を発見して、ワクワクを届けられるように頑張ります。

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