宇部市中央町に2026年8月1日、パン屋「Campbell(ケァンベル)」が移転オープンしました。
店内には、フランスパンやクロワッサン、惣菜パンなど約50種類が並んでいて、どれにしようか迷ってしまうバリエーション。
驚くのは、これだけのパンを一人で作っていること。
今回は、店主の安野 満さんに、移転のきっかけやパン職人になるまでの歩み、おすすめのパンについて伺いました。
中央町に移転オープン
平成6年に創業し、今年で32年目を迎える「Campbell」は長年、宇部市島の店舗で営業されてきました。
建物の老朽化などもあり、閉店することも考えていたそうですが「もう少しやりたい」という気持ちが生まれ、移転先を探すことに。

知人とのつながりから、現在の店舗と出会い、中央町のラ・クチーナビル内で新たなスタートを切りました。

新店舗は朝7時からの営業に変更し、開店時間が早くなったことで、仕事前に立ち寄る方も増えたそうです。
また、以前の店舗にはなかったイートインスペースも設けられ、購入したパンやドリンク、ソフトクリームを店内で楽しめるようになりました。
パン職人になるまで

安野さんは調理学校を卒業後、飲食店などで経験を積む中で、フランス人のパン職人と出会いました。
そこでフランスパンをはじめ、クロワッサンやブリオッシュなど、本場フランスのパンづくりを直接教わったそうです。

その後も各地のパン屋で経験を重ね、26歳で宇部へ戻り「Campbell」をオープンしました。
現在も、当時教わった作り方をもとに、フランス系のパンを中心にさまざまなパンを作っています。
ケァンベルといえばフランスパン
フランスパン

たくさんの種類がある中で、長年地元の人から愛されているのが「フランスパン」。
パリジャン、バゲット、バタール、バゲットトラディション、の4種類が並びます。
今回は、その中でもおすすめという低温長時間発酵の「バゲットトラディション」をいただきました。

バゲットトラディション
表面はパリッと香ばしく、中はもっちり。
噛むほどに小麦の風味が感じられ、何もつけなくてもどんどん食べられます。
安野 満 さん4~5cmくらいの厚さに切って、トースターで軽く焼き、手でちぎって食べるのがおすすめです。
フランスパンはワインやチーズだけでなく、カレーやシチュー、南蛮漬けなど普段のおかずとも合い、味噌汁と一緒に食べてもおいしいそうですよ。

他にもチーズをサンドした「グリュイエルチーズのフランスパンサンド」や博多明太子を使った「明太子フランス」など、フランスパンを使った商品も多く並びます。
クロワッサン

当時教わった作り方をもとに、長年作り続けているクロワッサン。
何層にも重なった生地は、外側はサクッ、中はふわっとした食感でバターの風味が広がります。
くるみのゴルゴンゾーラのクロワッサン

取材時に並んでいた「くるみとゴルゴンゾーラのクロワッサン」。
生地に練りこんだゴルゴンゾーラチーズの独特な風味と、洋梨のコンポートの甘さがよく合い、一度食べたらクセになるおいしさです。
具材がたっぷり入り、手が込んでいるので、ひとつひとつ満足感があります。
食パンや総菜パンも

フランス系のパンだけでなく、毎日の食卓に取り入れやすいパンもたくさん並んでいます。
スペシャル食パン

多くのお客さんから「おいしい」と声が上がる「スペシャル食パン」。
牛乳とバターをたっぷり使って焼き上げ、中はふんわりやわらかく、耳は香ばしい仕上がりになっています。
ブリオッシュ塩パン

「Campbell」の塩パンは、バターをたっぷり使ったふんわりとしたブリオッシュ生地で、さらに「よつ葉バター」を包んでいます。
表面にはフランス・ブルターニュ地方の「ゲランドの塩」をトッピング。
バターの風味とほどよい塩気が絶妙にマッチした塩パンです。

このブリオッシュ生地は、ほかの菓子パンにも使われています。
生地に合わせるチョコレートやチーズなども、フランス産のものをはじめ、実際に食べておいしいと思ったものを選んでいるそうです。

このほかにも、ソーセージパンやメロンパン、あんパンなど、総菜パンや菓子パンも多く並びます。
朝ごはんはもちろん、ランチにもぴったりです。
安野 満 さんどのパンも、そのままでももちろん美味しいですが、一度トースターなどでリベイクして食べるのがおすすめです。
イートインを利用されるお客さんにも「焼きましょうか?」と声をかけてます。
ソフトクリームやドリンクも

パンと並んで人気なのがソフトクリーム。
以前の店舗から人気の商品で、使用しているソフトクリームミックスに、さらに生クリームを加えて作られています。
実際にいただきましたが、ミルクの味が濃厚でなめらか!
パンを買いに来たときはもちろん、ソフトクリームを目当てに立ち寄りたくなるおいしさです。

コーヒーやカフェラテなどのドリンクも200円前後と手頃で、パンと一緒に購入される方も多いといいます。
深夜1時から、一人で約50種類

1日約50種類のパンを毎日、安野さん一人で作っていると聞いて驚きました。
仕込みを始めるのは、なんと深夜1時頃だそうです。
新店舗ではオーブンの大きさが小さくなり、以前より一度に焼けるパンの量が少なくなったそう。
焼く順番を調整しながら、毎朝さまざまな種類のパンを焼き上げています。

パンづくりで大切にしているのは、「温度・湿度・時間」。
長年パンを作り続けてきた今も、基本をきちんと守ることを大切にしています。
一方で、新しいパンを考えるときは自由。
その日にある材料を見ながら「これで何かできるかな」と考えて作ったり、具材の組み合わせを奥様やお子さんに相談したりすることもあるそうです。
新しい店舗で、これから

今後は、朝7時からの営業を生かしたモーニングのほか、時間に余裕ができれば、夜にワインとパンを楽しめるような営業も考えているそうです。
どちらもまだ構想中とのことで、今後の展開も楽しみです。
安野 満 さん長く通ってくださっている方も、新しく来てくださる方も、いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
30年以上パンを作り続けてきた安野さんが、中央町で新たなスタートを切った「Campbell」。
筆者もこれまで何度も足を運んでいますが、手の込んだパンはもちろん、かわいいお皿やかごを使った陳列も印象的で、パンを選びながら店内を見るのも楽しかったです。
定番のパンから、その日並ぶさまざまなパンまで、気になるものを探しに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
店舗情報
| 店舗名 | Campbell(ケァンベル) |
|---|---|
| 住所 | 〒755-0045 山口県宇部市中央町2-9-13ラ・クチーナビル1F |
| 営業時間 | 7:00~18:00(なくなり次第閉店) |
| 定休日 | 月曜 |
| TEL | 0836-21-6655 |
| SNS | |
| 取材日 | 2026年8月24日 |
| 駐車場 | 店舗横 |
| うべとっぴん | https://ube-toppin.com/shop/4466/ |
※こちらの記事の内容は2026年9月1日現在の情報です。
記事は内容、金額等変更の可能性があります。
最新の情報についてはHP等でご確認、または、店舗等にお問い合わせください。

