老舗和菓子屋「御菓子処いのくま」あさりもなか、常盤れまんは宇部の名物

昭和25年創業の「御菓子処いのくま」は、素材の良さを存分に引き出した素朴な味わいの和菓子を作られています。
この記事では、4代目 若店主である猪熊修太郎(いのくましゅうたろう)さん、奥様の梨沙(りさ)さんに宇部市を代表するお土産「あさりもなか」「常盤れまん」などの特徴、見た目が美しい四季折々の人気の和菓子の魅力について伺いました。

目次

宇部のお土産

「御菓子処いのくま」の定番商品「あさりもなか」「常盤れまん」は、宇部市のお土産として人気があります。
これらは、いのくま店舗以外では、やなぎだ山口宇部空港直売店、おくりもの乃店幸屋、楠こもれびの郷、ゆめタウン宇部店内にある山口井筒屋宇部ショップ、道の駅きららあじすで購入できます。

「あさりもなか」は老若男女に人気!

「あさりもなか」は、北海小豆餡(あん)入りの一口サイズで、老若男女に愛される商品です。
 10個入り 650円
店内に、和菓子づくりの見学に来て、あさりもなかを食べた小学生からの手紙が置かれていました。
「美味しかった、また食べたい」と子どもたちからも大好評のようです。

「常盤れまん」はトースターで焼くとより一層おいしくなる?!

「常盤れまん」は、大納言粒餡(つぶあん)と栗入りこし餡(こしあん)を求肥(ぎゅうひ)で包んだもなかです。
 1個 110円
奥様の梨沙さんから「常盤れまんは、トースターでこんがり焼くと、より一層美味しいですよ」と裏技を伝授いただきました。
こんがり焼くことで、求肥のトロッとした食感が増し、もなかがよりサクッとなり、やさしいお味の餡とのコンビネーションが絶妙となります。
私は、この食べ方をして、すっかり「常盤れまん」のファンになりました。

焼饅頭「赤間硯」は宇部市と旧楠町が合併したときに誕生!

硯のかたちをした焼饅頭「赤間硯(あかますずり)」は、平成16年の宇部市と旧楠町が合併した時に現社長(猪熊猛次さん)が考案されたそうです。
 1個 100円
現在も、楠の代表的なお土産として、いのくま店舗のほか「楠木こもれびの郷」で販売されています。

「赤貝しるこ」の小鳥は…白鳥?ひよこ?

「赤貝しるこ」は、貝殻の形をしたおしるこです。
 1個 190円
もなかでできた貝殻を割りお湯をそそぐと、中から小鳥が2羽でてきます。
もなかは、もち米から出来ているので、おしるこの中でもちっとして美味しく頂くことができます。
この小鳥は…白鳥かな?ひよこかな?
若店主の修太郎さんより、みなさんのイメージで自由に決めてくださいとご了解いただきました!

夏にオススメの季節限定の和菓子

自分へのちょっとしたご褒美、休日のほっと一息つきたいときのお供にいかがでしょうか?
数ある季節限定の生菓子より夏にオススメの3商品をご紹介いただきました。

若い女性や子どもにもオススメ!甘夏大福

甘夏と白あんを柔らかなお餅で包んでいて、甘すぎずさっぱりとした味わいです。
 1個 250円
冷凍販売になります。(解凍時間の目安:常温にて30分~1時間、冷蔵庫にて半日)

見た目が綺麗な特性あんみつ

二色の寒天で一つは山口県産ブルーベリー果汁入り。
 1個 480円
お好みで特製蜜をかけて頂くことができます。

夏の大人気商品!笹麩餅(ささふもち)

青のり入りの生麩(なまふ)でこし餡を包んだ冷たくてのど越し爽やかな麩餅(ふもち)です。
 1個 200円
冷凍販売になります。(解凍時間の目安:常温にて30分~1時間、冷蔵庫にて半日)

和菓子の魅力

最近は、コンビニやスーパーでも気軽に和菓子をいただくことができますね。
TVでも、職人のつくったこだわりの商品が紹介されますよね。
和菓子は季節感があり、目で見て楽しむこともできます。
「御菓子処いのくま」で「端午の節句」や「母の日」期間限定で販売される和菓子も素敵です!

取材の中で、最近は若者の和菓子離れが進んでいるという話題になりました。
みなさんは和菓子にどんなイメージをお持ちでしょうか?
価格が高い、近くで買えない、かしこまった感じがすると思われている方も多いようです。

「御菓子処いのくま」中央店、西本町店ともに店内は凛とした雰囲気があり、かしこまっているように思います。
でも、店内に1歩足を踏み入れると温かい接客でほっとできますよ。

「御菓子処いのくま」の店舗では、商品を単品で購入することもできます。
1個あたりの単価は、洋菓子よりリーズナブルです。
ちょっと甘いものを食べたいと思った時など是非1度ふらりと立ち寄ってみてください。

中央店の福永さんは38年のベテラン

くめ

中央店と西本町店があるようですが、取扱い商品が違うのでしょうか?

いや、ほぼ変わりないですよ。
中央店は駐車場がないですが、西本町店には駐車場があるくらいですかね~。

くめ

近くに2店舗あるのですね!

昔は中央店だけでしたが手狭になり、西本町店を工場として使っていたのですが、工場の横で販売を開始したのが始まりです。

中央店で働く福永さんは38年のベテランです。
ぼくらが中央店にいたら、馴染みのお客様が「あら?おらんの?また来るね」と帰られることもあるんですよ。

くめ

福永さんのお人柄なんでしょうね。

西本町店で和菓子を製造

西本町店では、社長であるお父様、修太郎さん、修太郎さんのお姉様とパートさんで和菓子を製造されています。
4代目若店主の修太郎さんは、宇部高専を卒業後、専門学校に行き、大阪の和菓子屋で4年ほど修業されました。
修太郎さんは、子どもの頃から、ぼんやりと家業の和菓子屋に関われたらいいなと思われていたそうです。

西本町店の店舗では、落ち着いた印象のお母様と笑顔が素敵な若店主の奥様、梨沙さんが接客されています。
車で立ち寄る際には、こちらの店舗が便利です!

宇部の好きなところ

宇部は何もないけど、なんでもできる場所だと思います。
子育てしやすく、暮らしやすいですね。
また、宇部はおいしい御菓子屋も多いと思います。
うちも、子どもはケーキも好きなので、和菓子屋ですが…洋菓子も食べますよ。
これからの「宇部」がにぎやかになることを期待しています。

お客様へのメッセージ

和菓子は人が口にするものなので、一つ一つ丁寧につくることを心がけています。
贈りものや手土産、お持たせとして末永く愛してもらえたら嬉しいです。

店舗情報

店舗名 御菓子処いのくま
HP http://hoinet.com/hoinettown/inokuma/
SNS Instagram
取材日 2022年6月15日

<中央店>

住所 755-0045
山口県宇部市中央町3丁目4-27
営業時間 10:00~17:00
定休日 日曜日
TEL 0836-21-2656
駐車場 近隣の有料駐車場をご利用ください
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この記事を書いた人

経理担当でパート勤務、3人を子育て中の久米です。
モットーは「とりあえず、やってみる」
季節遊びが大好きです。
家族で行ける楽しい場所を発信したいです。

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