海と庭と日本茶と　日本茶カフェ「茶宗天地(ちゃそうあめつち)」

皆さんは日ごろ急須を使ってゆっくりと時間をかけたお茶を飲んでいますか？
最近は、ペットボトルや粉末で手軽にお茶を飲めるようになりましたが、今回はお茶本来の味を、海と庭を見ながら楽しめる日本茶カフェ「茶宗天地」をご紹介します。

外観

茶宗天地の店舗は、一見すると普通のお家です。
それもそのはずで、オーナーの平中さんが一般のお家を購入し、自らの手で改装されたとのことでした。

お知り合いの大工さんと共にほぼ2人で改装されたそうです。

店内

1階は住居になっていて、日本茶カフェの店舗は2階にあります。
まず入店して驚くのは和風な店内！
木と石が使われた、和風でとても落ち着く空間になっています。

茶器や窓の装飾などもこだわりを感じます。

また、お茶だけでなく、お知り合いの方の雑貨などもカフェ内で販売しています。

屋上も必見！

茶宗天地は店舗の屋上に上ることが出来ます。
ここからの景色も必見！
柵にはコップを置くスペースがあるので、海を見ながらテイクアウトしたお茶を飲むことが出来ます。
天気がいい日はあまりの気持ち良さに寝転んで空を観察する方もいるみたいですよ。

夜は営業時間外ですが、満点の星空を見ることが出来ます。
特別に開放することもあるらしいので、ご希望があれば店主にご相談を！

メニュー

オリジナルの「天地ブレンド」や、宇部市の小野地区から採れる「小野茶」、その他にも日本全国の約20種類のお茶から飲みたいものを選ぶことが出来ます。

定番の煎茶だけでなく、白折やほうじ茶などの茶種もあります。
また日本だけでなく、韓国や台湾などの海外のお茶を楽しめます。

お菓子なども販売しているので、お茶のお供として一緒に味わっていただくのもおすすめです。

客層

お店にいらっしゃるお客様としては、子ども連れの家族の方や若いカップル、おばあちゃんを連れたお孫さんなど様々な年齢層の方が来られます。
市内の方もですが、宇部空港があることもあり、県外から調べて来られる方も！
実際に訪れてみると、わざわざ遠くから足を運びたくなるのにも納得していただけると思います。

店舗名の由来

天地（あめつち）の
　神にぞ祈る
　　朝なぎの
　　　海の如くに
　　　　波立たぬ世を

昭和天皇御製(ぎょせい)
歴代の天皇が詠んだ和歌のこと

天地（あめつち）はこの昭和天皇御製(ぎょせい)
歴代の天皇が詠んだ和歌のことから名づけられました。
朝の静かで穏やかな海のような平和な世界を祈る御製ですが、「茶宗天地」ではこの御製の穏やかさが表現されていると感じました。

嬉しい瞬間

お客様で帰ろうと思って時計を見たときに「こんなに時間が経っていたんだ」言われたときです。
また、お店で保管しているポイントカードの裏面の感想欄に「私が求めていたお店」と書かれていた時は特に嬉しかったです。
その方は静岡から来ていて、お茶カフェだけを巡る旅をしていたらしく、様々なお店を回ってそう言ってもらえてとても嬉しかったです。

お客様へのメッセージ

自分を大切にする時間、自分を喜ばせる時間。
五感を開放して一服のお茶を心行くまでゆっくりと味わう。
時を止め、感覚だけを頼りに自分を解放する。
海の青
木々の緑
鳥のさえずり
波の音
茶葉から漂う青々しい香り

そんなすべてが味わえる場所
それがここ
茶宗天地です。

店舗情報

店舗名	茶宗天地(ちゃそうあめつち)
住所	〒755-0241 山口県宇部市東岐波251-1
営業時間	13:30～17:30
定休日	毎週火曜日他(臨時休業についてはHP、Facebook等をご確認ください)
TEL	090-7970-8895
HP	https://chasouametsuchi.com/
SNS	Instagram、Facebook
取材日	2021年12月16日
駐車場	あり